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VPN概説 その2
VPNを取り巻く状況の続きをお話します。
コストを考える
公共網と専用線のコストを考えてみましょう。専用線の場合料金は固定制であり、確かに決して安価ではありませんが、どれだけ回線を利用してもコストは一定というメリットがあります。公衆電話網は、何分あたり何円という形で通話料が発生する従量課金制であり、使えば使うほど加算されていきます。そのため、内線通話のように頻繁に通話するようなケースでは、専用線を使った方が安くあがるかも知れません。
専用線は安心
専用線には安定した通信が可能、という利点があります。公衆電話網では、突発的に大量の通信が行なわれると、つながりにくい状況に陥ることがあります。公衆電話網には、他人の通信によって自分の通信が阻害されてしまうことが起こり得ますが、しかし専用線であれば、独占して使っている回線で通話できるため、他人の通信に影響されることはまずありません。
インターネットは安全ではない
回線を独占して使い、第三者の関与を排除してセキュリティを確保したい場面でも、専用線は有効です。独占的に利用できる専用線なら、盗聴などの危険性は低くなります。セキュリティを考える際、WANサービスと比較になるのがインターネットです。世界中のネットワーク同士を接続して実現されているインターネットは、通信先までさまざまなネットワークを経由して接続されますが、経路の途中で盗聴や改ざんの危険性があります。離れたコンピュータ同士で通信する場合、両者をインターネットに接続すれば簡単に実現できますが、セキュリティ面の不安から、機密データを単純にインターネット経由で送受信することは避けたいところです。